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ロマンス

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1996年 / 35mm / 90min. / color

監督:長崎俊一

出演:玉置浩二、ラサール石井、水島かおり、塚本晋也、青山知可子

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2002 Tokyo International Film Festival, Special Jury Award

STORY

タイプも生き方も違う二人の男、柴田(玉置)と安西(ラサール)。二人が一人の女・霧子(水島)と出会うところから『ロマンス』は始まる。三人でいる時、彼らの心は何故か浮き立ち、十代の少年少女のように自由になっていく。それぞれの思いや人生を抱きかかえながら、三人のガラス細工のような時間が過ぎていく。

STORY

二十代の頃には、三十代の人たちが凄く大人に思えた。しかし、現実にその年齢になるとまるで大人ではない、というのが『ロマンス』の始まりで、長崎俊一監督のそんな感じ方に興味を持った俳優、スタッフがひとり、ふたりと集まって、ゆっくりとこの映画が始まりました。

のべ4週間、計15、6回のリハーサルが繰り返されました。芝居のエチュードのようにシーンの設定だけがあって、会話は俳優の創意から生まれ、削られ、まとめられては次のリハーサルがある、といった具合で、だから『ロマンス』の一見アドリブに見えそうなヤリトリは、逆に、丹念に精緻に練られたリハーサルの結果なのです。

『M/OTHER』や北野武一連の作品のように、撮影現場においてそういった手法が行われる事は、今ではさして珍しい事ではないのですが、それらの作業をリハーサルの段階で行い丁寧に積み上げていくやり方は、現在の日本映画界では希有な出来事と言えるでしょう。

俳優たちから出てくるセリフは、彼らの生活や体験と微妙に絡み合って何故か妙にドキドキさせられます。ゆっくりと丁寧に準備された全てが、撮影の現場に移し変えられ、二十日足らずの撮影はあっという間に終わってしまいました。多くの苦労や困難があったはずですが、それまでにひとつひとつが積み重ねられてきた時間を思うと、短い撮影日数です。

その頃になって、スタッフは自分達のやってきた事が、映画の"自主製作"に似ている事に気付きました。スタッフ・キャストは紛れもなく“プロの集団”ですが、もしかするとプロが集まってアマチュアの心を試みたのが『ロマンス』かも知れません。

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