日本映画における50年代、70年代、90年代の試み
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『カナリア』をめぐって、しばしば塩田監督が発言している、「フィクションの強度を高める」とはどういうことか?
その発言を、つまりは『カナリア』を読み解くヒントに満ちた、映画美学校での"映画表現論"講義記録を紹介します。今回、第1部とした"『ゴジラ』をめぐって"のみ、「映画の授業 --- 映画美学校の教室から」(青土社刊)に採録されていますが、今回の再録にあたり、若干の加筆訂正を加えています。
時代の無意識に支えられ、一方で批評的に時代と斬り結ぶフィクションの力
総論から各論へと移行した70年代、個的な世界大きなフィクションを発動させた力業
「なぜ人を殺してはいけないのか?」現実からの問いかけに対峙した90年代の物語り方
むき出しの言葉を響かせる"非情"な議論劇、という圧倒的な映画体験
価値道徳観念が多様化、曖昧化した現代のフィクション、その可能性への解答
企画/オフィス・シロウズ 製作/オフィス・シロウズ/衛星劇場/バンダイビジュアル
配給/シネカノン *日本映画エンジェル大賞受賞作品
2004年/132分/カラー/1:1.85
(C)2004『カナリア』製作委員会