S&Mといっても「にわかマニア」と「真性者」には違いがあります。現在の射精産業になったS&Mクラブに出入りする人々は「お客さん」という意識になっているため、お金を払ってのリクエスト・プレイが主流となり、「にわかマニア」が増殖したのです。本来の癖で通うわけではないので、相手の女性を差し換えたり3回ほど経験して飽きてしまうみたい。
ボンデージ姿の女性を揃えたS&Mバーも数件ありますが、何かおもしろい雰囲気を酒の肴に?という覗き見のお客さんばかりじゃないでしょうか。マニアとまでいかずとも、「浴衣やバス・ローブのヒモで手首を縛ってHした」なんて経験者も含むと・・・・・S&M人口を数字でハッキリ表わすのはとても難しい事ですね。元来のマニアは一握りの人口にしか値しないでしょうし、筋金入りの人たちは風俗店には行かず、表だっても出て来ないのが実情。
最近、増えているのは、日本の経済が安定した頃に生まれ育った現20代〜30代で若年化した気もしますが、原因は国勢と共に整った過剰な教育。学校や親の過保護から将来へのレールまでを引き、子はそれに頼って乗っていればいいという「自分で自分を決められない世代」といえます。依頼心が強い事とS&Mは根本が違うのですが、彼らにとっては仕切ってくれる異性=強い=御主人様=S&Mと繋げててしまう。(私からみれば単なるマザコン/シスコン)
もともと存在してた「M癖」の人とは、自立した生活と精神を持ち合わせていて、日頃トップに立って指示を促す立場の社長/会長/先生と呼ばれる人たちほど、アフターでは誰かに指示されたいという願望から逆になることが多いようです。人に叱られなくなる寂しさ?それを埋め合わせているのでしょうね。
また反対にS癖という人は屈折や屈辱を味わった人が羽を延ばすというか、日頃上司にガンガンやられてたり、思うように運ばない人生だとどこかで王様/女王様になって逆転してストレスを発散するてらいがあります。明治の男ではありませんが、女性に3歩下がらせるという部分では男性の弱さをカモフラージュしてると受け取ってよいでしょう。
この数年、後を断たない青少年の犯罪や「切れる」で起こる犯罪などは典型的な極端に振れてしまったパターン。S&M=犯罪に繋がる可能性も心得ておく必用があります。
欧米文化が入り世代交代と重なってかなり女性にやさしい男性も増えましたけど、やはり日本は「男尊女卑」というなごりを持つ国。ヨーロッパのようにフェミニズムを唱うと「軟弱な男」といわれる事から「自称S男」が目立ちます。S&Mに興味ある男性(実際に行なったことがある)という比率ではS&Mは7:3くらいかな?日本男児はS男じゃなきゃ格好悪いのです。
鎧を脱がせると数字は逆になると考えておいて下さい。 動物学的にみると精子をまき散らす能動態のオス=S、 月に1つの卵子で受胎させる受動態のメス=M、となるわけですが いくらオスが仕掛けようと頑張ってもメスがOKしないと交配は成り立ちません。 肉体的な条件とは逆の立場が精神的にはあるのでしょうね。 一般的な、ノーマルと言われる人たちの人間関係を見ても どこかで強者/弱者に分けられるし、かといって相手が変われば強くなったり 弱くなったり・・・・惚れた弱味なんていうのもよい例でしょう? 要は相手次第でもS性/M性は変化してしまうのです。 依頼心、依存心とM性要因が多い女性もお腹の中では結構クールだったりしますし、 M女性の御機嫌を伺い我がままを聞いているS男性の姿もよく見かけますけれど、 私的にはそれはS&Mではなく、単なる男女関係にしか見受けられません。
私は以前、アルバイト感覚でS&Mクラブを手伝った経験もありますが、 いくら女王様衣装を着て鞭を片手に持っていても、自分がお店とお客さんの奴隷にすぎない・・・・そう感じた事はいうまでもありません。 お客様の注文通りにこなさなければいけない女王稼業は懲り懲り(笑)
現在、私が個人としてセッションに至るまで関わる者は国内外10名ほど。 プレイと呼ばれる行為は一切なくても私と関わっていきたいという人は ・・・・どのくらいでしょう??? 食事に行ったり、ワインを楽しんだりと定期的に面会する人ほか、 滅多に会えなくても年貢を納めてきたり、活動を応援してくれるファンの方々、 海外からアポを求めてくる人まで含めるとちょっと不明。
距離を持つファンの人は別として、皆共通してるのは、私に尽くす事を悦びと感じ、 接している事をそれぞれ生きる支えにしてるということ。 媚びず、言いたい事を言い、したい事をし、そんな私を認める人だけが関わっていま す。 そのためにはロウソクや鞭だけに限らず、意識のアドバイスもするし、自分磨きも、意識の向上もしないといけない。 私の口癖は I'm slave for myself. 自分が教祖で信者でもある。 時にはヘレン・ケラーのサリヴァン先生のように正面からぶつかって 説得していくから真剣勝負で疲れますが、わかりあえると更に深い信頼ができ、 何年も続いて長くなるし、私の影響を受けながら生きてる彼らに責任感も生まれてきます。 そんな意味では放っておけないと思わせる彼らの方が上手なのかもしれないですね。 ねっ、どっちがSかMかわからないでしょ?(爆笑)
